だ〜か〜ら〜お手軽料理ですけど?みたいな顔すんなつってんの!
これは日頃からわたしが思っているポテトサラダに対する気持ちである。
ポテサラって、みんなに好かれる最強の簡単料理ですよ!みたいな顔してイケメンぶってるけど、ぶっちゃけ作るのめんどくさくないですか?
確かに、好きな人多いと思うよ。
思うけど、工数が多いから正直あれはお手軽料理ではないよね?
わたしの頭の中は、ポテサラ簡単派との議論モードである。
そもそも料理が好きじゃない人間からすると、副菜というのはいかに工程を少なく作れるかが重要である。
主菜は、少し手が掛かってもまぁしゃあないかなと思える。
主演は華があることも大切だしね。主演の力量で食事が決まると言っても過言ではないしね。
一方、助演である副菜は、主演を引き立てつつ、シンプルに自分の良さを出すことが求められる。
たとえば、副菜界の名脇役、冷奴。
あいつは「出す」の一工程で完成する。しかも「薬味をのせる」ことで演技を引き出してもまだ二工程という優等生ぶりだ。
助演俳優賞!!!ゴールデングラブ賞もあげる!
一方、ポテサラはどうか。
- じゃがいもの下ごしらえをする(皮を剥く、切る)
- じゃがいもを茹でる
- じゃがいもをつぶす
- 具材を切る
- じゃがいもと具材を混ぜる
- 味付けする
ひ〜!六工程!!!!!!
「美味しい」という攻め一辺倒で守備下手すぎるだろ。
たしかに、難しい作業はないし、特殊な材料を使ったりもしないし、時間もそんなにはかからない。
しかし、ただただ、手間がかかる。副菜なんだから攻めも守りもどっちもいい感じにやって欲しい。
ちなみにこの前ポテサラを作った日の主菜は、鶏の照り焼きだったが、こちらは「焼く」「味付けする」の二工程だった。優秀。
一方、この日のポテサラは具材にハムではなく厚切りベーコンを使ったので、さらに「ベーコンを焼く」工程が発生していたのだった。合計七工程!
他の具材はきゅうりと玉ねぎ。玉ねぎでダメージをくらったので余計にポテサラを憎く感じた。
そんな感じで頭の中で議論を重ねまくって作ったポテサラだったが、夫が自主的に美味しいと言うことはなかった。
こんなに工数かけたのに?と思ったので、美味しい?と聞いてみた。
「美味しい。でもゆで卵が入ってないから自分が知っているポテサラと違う。」
ひっ!「卵を茹でる」「殻を剥く」追加!
合計九工程!!!!!!
これは絶対簡単じゃないでしょ。お手軽じゃないでしょ。手間かかりすぎでしょ。言い逃れできないよ?
脳内でポテサラ簡単派を詰めた。
こんな感じでポテサラを作るときにどうしても腑に落ちない気持ちになってしまうのだが、我が家にはお裾分けでもらったじゃがいもがまだまだある。
今後は四工程で終わるマッシュポテトに移行していきたい。