Twitterで一方的にフォローしている絵師さんが居る。
その方の絵が好きなのはもちろんだが、掴み所のない性格が好きだ。
載せる写真も色調や構図などセンスに溢れているが、センスを良く見せようとしている素振りは全くない。
持っているものもとてもオシャレ。
心の内をものすごい語彙でツイートする。
カリスマとはこういう人のことを言うのだなと思う。
以前、その人の質問箱に『もしあなたが罪を犯したら、私が被ります』というような投稿がされていた。
めっちゃアナーキーな信者がいる!!
Twitterでしか知らないのになぜか皆が心酔してしまうような魅力を持っていて不思議な人だ。
そういえば、私も夫の転勤が決まる前、その絵師さんが在住している都道府県に転勤になる可能性があり、知り合いはいるかと問われた時、思わず「いる!」と答えてしまったが、私が勝手に居住地を把握しているだけで、全く知り合いじゃない。
そんな人の心を掴んで離さない絵師さんがおすすめされていた本。
津原泰水著『綺譚集』。
すぐに買って読んだ。
初めからグロくて意味不明で全然理解できなかった。
同じ作者が書いているのに、短編ごとに文調が全く違って混乱した。
全然理解できなかったけれど、少し絵師さんの心を知れた気になって満足した。
もう1回言うけど、絵師さんとは全く知り合いじゃない。