最近気になっているものの一つに「焼肉屋の看板」がある。
焼肉屋の看板といえば、なんとなく「炭火焼き」「国産牛」などを売り文句にしていることが多い気がするのだが、某焼肉屋チェーンは「お席で注文」という言葉をデカデカと掲げている。

お席で注文……しないことある??

ハナから否定は良くないので、精一杯、あんまりない頭を搾って考えてみた。
結果、しない場合だと、二つのパターンが考えられた。

一つ目は、定食屋やラーメン屋のように食券機が設置してあるパターンだ。
ハラミ2人前ポチッ、カルビ2人前ポチッ、塩タン2人前ポチッ、野菜セット2人前ポチッ……現金投入……。
「まだ少しお腹に余裕があるから、塩タンをもう1人前注文するか。」
「じゃあ、食券機で買ってくるわ。」

二つ目は、ファストフードのようにカウンターで注文するパターンだ。
「いらっしゃいませ〜。お席の確保、お済みでしょうか〜??」
「こちらご注文のハラミ2人前、カルビ2人前、塩タン2人前、野菜セット2人前です。お気をつけてお持ちください!」
または、
「では、商品はお席にお持ちしますので、こちらの番号札お持ちください〜!」

ないな。
焼肉屋ではお席で注文する以外ないな。
少なくともわたしはお席でしか注文したことがない。

件の某焼肉チェーンのサイトを見てみたのだが、そちらにもデカデカと「お席で注文」が標榜されていた。
しかも太字で「お席で注文、お席へお肉をお届け」とある。

お席以外にお届けする場所あるか??
お口か?

文章の内容を読んでみると、客自身が席からタブレットで注文でき、商品の提供も迅速なので、食べ放題を最大限に楽しめる!ってことだったのだが、それなら売りは「タブレットで注文できること」「提供がスピーディなこと」または「食べ放題を存分に楽しめるシステム」だと思う。
「お席で注文、お席へお肉をお届け」を強調するのはなぜ。

今思いついたのだが、もしかしたら、食べ放題だけどビュッフェ形式じゃないよ〜という意味なのかもしれない。
ビュッフェ形式じゃないから!なんと!お席で!注文できま〜す!
しかも!スタッフが!お席に!お肉を!お届けしま〜す!
ということだろうか。

なるほど。この解釈なら納得がいく。
お席で注文しない三つ目のパターンだ。

この間、馴染みのない場所に行ったとき、「お席で注文」の文字を掲げる焼肉屋に出会った。
ま〜た某焼肉屋チェーン!と思ったら、全く違う焼肉屋だった。
気になりすぎてちゃんと調べたのだが、系列店でもない。

ということは、わたしが知らないだけで、「お席で注文」は焼肉屋界ではスタンダードな売り文句だったりする?

それ以降、焼肉屋の看板をみると「お席で注文」を探さずにはいられない身体になった。

asukal

くまの○ーさんでいうところの○リストファー○ビンのポジション

RECOMEND

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です