嵐山の竹林は皆さんご存知の通り素晴らしい。

竹がせめぎ合う隙間に光を通し、木漏れ日が人々をちらちらと照らす。

そして人々はようやく気づくのである。

「竹林って素敵!」と。

 

なぜ、このような書き出しをしてみたかと言うと、森見登美彦氏の『竹林と美女』を読んだからである。

森見登美彦文体を真似してみたくなったのだ。

この著作は、森見登美彦氏のエッセイであるが、エッセイとは名ばかりの妄想とファンタジーが延々と綴られており、作者は自らを『登美彦氏』と表記する。

まるで人ごとのように『登美彦氏は〜である』などと綴られる奇妙なエッセイである。

登美彦氏が書く小説と文体があまり違わないのでおかしい。

 

ちなみに、表題の『美女と竹林』は、登美彦氏が愛してやまない二大巨塔である。

小説家と並行して多角経営すべきだと主張する”竹林”であるが、なかなか話が竹林に辿り着かないところが良い。

むしろ、登美彦氏はこれは竹林についてのエッセイだと、途中で気がついてこねこねとこねくり回して竹林に関連づけている感がある。

美女については、自然と出てくるが。

 

エッセイとは人柄が滲み出るものであると考えているあすかる氏だが、これほどまでに創作に近いエッセイは初めて読んだ。

だが、そこがむしろ森見登美彦氏の人物像をくっきり際立たせているような気がした。

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asukal

くまの○ーさんでいうところの○リストファー○ビンのポジション

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