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こんにちは。

最近、人生でやりたいことリストにあった、”人の髪を切る”を達成しました。

言うてもう30歳。数えきれない程美容室に通い、美容師さんの技術を盗んできたつもりです。

人の髪を切ることなんざそこそこ出来るだろうと思いましたが、結局夫を坊ちゃん刈りもどきにしてしまいました。

もう、本当に技量がなくて、何も盗めていなかった。クラリスも銭形警部もやつは何にも盗んでいきませんでしたねって言う。

夫は、今後も私に髪の毛を切って欲しいと言ってくれていますが、もっと自分の外見を大切にして欲しいところです。

本日のテーマ:ブックレビュー

 

さて、本日はブックレビューを書きたいと思います。

そんな、空前絶後の!超絶怒涛のブロガー!本を選び、本を読まない女!

とても面白かったので、ご紹介します!

 

琥珀の夏 あらすじ

■あらすじ

大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913803

直木賞作家、辻村 深月さんのミステリーです。

辻村 深月さんの作品は、『ツナグ』を読んだことがあるだけだったのですが、『朝が来る』や『鍵のない夢をみる』など有名な作品が多いですね。

 

個人的には、学生の頃から宗教学に興味があったため目に留まった一冊です。

現在過去、大人と子供を行き来しながら語られ、スラスラと物語が進んでいき、とても読みやすい作品でした。

 

琥珀の夏 ネタバレ

ここから先は、ネタバレを含みますので、見たくない方はYouTubeでラッコのメイちゃんの動画でも見てください。

【追記】ネタバレは賛否両論あるので、削除しました。


 

琥珀の夏 感想

■所感

まず、タイトルが素敵だなぁと思って手にとった一冊でもあったのですが、琥珀のようにキラキラと閉じ込められた思い出の夏という意味だったんですね。

確かに読んでいる中、暗いんだかきらきらしてんだかよく分からない感覚に襲われました。

あらすじにもあるように、カルトと表現されていましたが、いわゆる新興宗教系のカルトというよりはアーミッシュとかの共同体、コミューンに近い印象を受けました。

親子が離れて暮らす、コミューンのなかに独自の商品生産ラインがある点などが、個人的には高田かや著『カルト村で生まれました』の村のイメージに近いと思いました。とても参考になるので、興味のある方は合わせて是非読んでみてください。

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核心となる白骨死体は誰なのかという点を中心にミステリとしても楽しめるけれど、全体的には優しさがある作品だと思いました。

 

■善悪が分からなくなる

この<ミライの学校>では、子供の考える力を培うために<問答>という時間を設けています。

テーマを決めて、なぜ自分はそう考えるのか、そうした方がいいのか等グループで話し合う時間です。

進行役の人がいて(主に先生)子供たちに問うていくんですよね。

でも、これって誘導可能で、実は答えが決まっているのではないかと思ったり、大人の思想を洗脳していく作業でもあるのではないかと思ってしまいました。

 

途中で”菊池”という過去に<ミライの学校>で教師として働いていた人物が登場するのですが、その人物は<ミライの学校>の教育方針に疑問を持って脱会した後、個人で塾を開いています。

その菊池さんみたいな人、まぁ居るよね!と思っちゃう人物像で。

自分の理念と違ったから、自分の思う教育を実践できなかったから、という理由で脱会していますが、<ミライの学校>のことをめちゃくちゃに批判するのです。

自分が今考えていることこそ正義だと思っちゃうタイプ。

そんな思想を語られても周りはそんな真面目に聞いてらんないよみたいな感じ?

彼は、<ミライの学校>で育った生徒が、外の世界を知らないが故に苦しむこと、誰も責任を取らないことを糾弾するのですが、でもあなたも片棒担いでたんじゃないの?<ミライの学校>の生徒に教えてたんじゃないの?って思いました。

講釈をたれる割に自分がその責任を取らない大人であることに気付いていない。

多分、誰かがそれを指摘したところで、彼の耳には全く入らないのだろうなぁと。

そういう人物いるなぁと思うといやぁな気持ちになりましたね。

 

ヒサノの死を隠蔽した件についても、その真意はミカが傷つかないように、ミカのミライを守るためにというものでしたが、そのせいでミカは罪の意識から逃れることができませんでした。

それから、ミカは幼い頃から家族と暮らす事を望んでいました。

ミカの両親は、保育園の先生だったんですよね。

ミカがどれだけ家族と暮らしたいと望んでも、両親はよその子を見ている。

ミカにいい環境で、両親が賛同する思想のもと成長してほしいから。

うーん。大人の行動は確かに思いやりのように、優しさのように感じるけれど、わだかまりを抱えたまま取り残されたミカの人生とは。悲しいね。

 

■水野先生の不気味さ

水野先生は幼等部の校長先生で、その当時すでに年配の教師でした。

ミカは水野先生のことが好きで、こっそり飴をもらったり、先生の膝に乗せてもらったりしていました。

この時点で、個人的にちょっと気持ち悪いなと思っていて、純粋に子供を愛でているだけなのか謎だったのですが、

ヒサノが教師たちのロッカーを漁ったあの事件では、真偽のほどは定かではないですが、水野先生のロッカーからセーラー服姿のいやらしい写真が出てきちゃったんですよね。

うーん。アウト。

セーラー服の写真が仮に水野先生のものだとしたら、彼は多分小児性愛の傾向があるのだろうし、子供たちとの交流も純粋なものか疑問が残ります。

また、水野先生はヒサノの死を隠蔽しようとした首謀者であり、学校の中でも権力がある人物だったと考えられます。

親からの愛を必要としている子供たちを集めて可愛がる、水野先生の教師としての思想ではなく権力者として仕組んだシチュエーションだったらと考えるとかなり怖いですね。

 

■感想は色々あるけど

感想をまとめるために書き始めたこの記事。結局、言いたいことが多すぎて分からなくなってしまいました。

ただ、ちょっと自分自身と重ねると、私も小学生の頃にスキーキャンプに行って友達ができたことがあります。

家に帰ってきて母にその事を誇らしげに話したと思うし、高校生くらいまでその友達と文通をしていました。

彼女が今どうしているかは分からないけれど、ただ、きっと自分だったら法子のように相手を信じ切る事なんてできないなと思ってしまいました。知らないことが多すぎるからね。

でも、そこを突っ走って言った法子は、とてもロマンチスト弁護士さんだなという感想。素敵だね。

 

まためちゃくちゃ長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さってありがとうございました。

皆さんも、昔のお友達のこと思い出してみてね!

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