今春、姉の長女が幼稚園に入園した。

それはそれは毎日楽しいらしく、できれば幼稚園に住みたい程らしい。

そのおかげで、姪は0歳の妹にもとても優しくできるようになって、姉はとても喜んでいた。

私を含む家族は全員、姪がちゃんと幼稚園に順応できるかと心配していたが、給食もたくさん食べ、お手洗いも問題なくできているようで本当に安心している。

 

そんな様子を見た姉が、「私たち、こんな楽しみに幼稚園行ってなかったよなぁ。」とつぶやいた。

そして、私の母はも頷いて、自分はもう60歳を過ぎているが、今でもトイレで先生に叱られたことが怖かったと長過ぎるトラウマを告白した。

 

さて私は、どうだっただろうか?

年少の頃は、それ以前から仲が良かった幼馴染と同じクラスだったので、楽しかった記憶がある。

と言っても、細かいエピソードはほとんど覚えていないのだが、一つだけ脳裏に焼きついている出来事がある。

 

発表会で、大きなかぶの劇をすることになって、幼馴染と私は猫の役になった。

劇の準備で猫のお面を作ることになり、予め印刷された猫の絵に色を塗ることになった。

私は、確か茶色と黒色でスタンダードな猫に仕上げたのだが、幼馴染はまず猫の顔面を紫に塗り、私の度肝を抜いてきたことを憶えている。

そして、出来上がったのは紫に黄色のポイントが入った猫だった。

幼馴染と私

 

完全に色の原則を踏襲した補色で仕上がっていた。

無知識で塗ったならば天才過ぎないか?

 

しかし、当時の私は本当になんで紫……?と思った。

その衝撃を鮮明に記憶している。

その当時、私は紫の鏡という都市伝説から紫という色が嫌いだったので、恐れにも似た感情を抱いていたのだ。

普段は、大人しくてとても優しい幼馴染が、前衛的な猫を完成させたあの衝撃を今も忘れられない。

 

というわけで、振り返ってみると、子供って固定概念がなくていいなと思ったのと、今は幼馴染が私の絵をよく褒めてくれるけれど、本当に才能があるのは彼女の方なのではないかと思った。

私は、これからも猫を紫と黄色に塗る勇気はないだろうなぁ。

asukal

くまの○ーさんでいうところの○リストファー○ビンのポジション

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