子供の頃、ピアノを習っていた。

が、実は楽譜はほぼ読めないし、今でも弾ける曲といえば猫ふんじゃったくらいである。

昔から飽きっぽく練習嫌いだったので当然の結果である。

運動会の練習に疲れていたのに、母にピアノの練習をしなさいと叱られ、椅子から落ちて失神したことがある。

ちなみに、私は昔よく失神していた。その話はまた今度。

 

フミカのことを仲がいいのによく知らないこともあるものだと思ったものだが、夫についてもそうだ。

夫がピアノを弾けることは知っていた。

でも、弾けると言っても卒業式の伴奏ができるレベルかと思っていた。

昨日知ったのだが、夫は中学3年までピアノ教室に通っており、ピアノの先生に音大を薦められる程の腕前であったらしい。

最大難度の練習曲はショパンの幻想即興曲だったらしい。

そんなに弾けるとは思っておらず、本気でびっくりした。

この曲弾ける人、のだめカンタービレの中でしか出会ったことがない!

え、そんなんこちらとしては、スペシャルスキルとして初めに自慢して欲しかった。

むしろ何でもないことをあれこれ自慢したがる私が恥ずかしい。

ちなみに、私の自慢は歯磨きが上手なことである。

 

その流れで、夫とショパンの話をしていたのだが、私が意外とショパンの曲に詳しかったので、夫は「何でそんなに詳しいの?」と聞いてきた。

遡ること2004年、中学2年の夏休みにアニメ『タッチ』の再放送をしていて、私は『タッチ』にハマった。

毎日録画をして何度も見返し、漫画も揃えた。

大人になってから複製原画も手に入れたくらい好きな作品だ。

そんなタッチだが、浅倉南が新体操の演技をする時、BGMは決まってショパンだったのだ。

ボール落としちゃって、てへっみたいなシーンでショパンが流れるのだ。

それだけではない、実はあの有名な「死んでるんだぜ…」のシーンでもショパンの幻想即興曲が流れている。

南が高架下で泣き崩れるシーンでは、革命のエチュードが流れている。

そういえば、和也の趣味はクラシックを聴くことだったね…。

つまり簡単に言うと、私は『タッチ』からのイヤーワーム効果でめっちゃいいじゃんショパン!というニッチなショパン入門をしてしまった訳だ。

 

最後に、あすかる が好きなショパンの曲は『別れの曲』で、夫が好きなのは『木枯し』。

『木枯し』吹いてる感じいいよね。

asukal

くまの○ーさんでいうところの○リストファー○ビンのポジション

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